ごみ袋原料のごみ袋
岡崎市など 新たな枠組み構築
岡崎市などはこのほど、使用済み指定ごみ袋を原料にして新たな指定ごみ袋を作る枠組みを構築した。ごみ袋からごみ袋を永久に作り続けることができ、全国では初めての試み。2026年度中の導入を目指す。 (犬塚誠)
2026年度導入へ
レシートやメモ用紙などを捨てる「紙類」のごみ袋を活用する。汚れが少なく、資源化に適しているため。ごみステーションの袋を収集してごみと分別し、袋を溶かして作った粒状のペレットをフィルム化して袋にする。
新たなごみ袋の原料比は使用済み袋由来のペレットが7割で、石油由来の原料が3割となる。1枚を作る際に排出される二酸化炭素(CO2)の量は、従来の袋に比べて約45%削減できると見込んでいる。
種類は現行と同じ45リットル用と30リットル用の2種類。10枚でそれぞれ180円前後、130円前後の値段もほぼ変わらない。インクの影響で青みがかった色になるため、現行の透明な袋より中身が見られにくい利点もある。
袋からペレットへの加工はプラスチックリサイクルなどを行う三陽化学株式会社(幸田町芦谷)、ペレットのフィルム化はフィルム製造などを手掛ける愛知プラスチックス工業株式会社(蒲郡市)がそれぞれ担当する。
両社はリサイクルに関して県が立ち上げたプロジェクトチームのメンバー。岡崎市もチームに参画していた縁で話が進んだ。今まで海外で作っていた袋を地元で製造することで、輸送費の抑制にもつながったという。
同市ごみ対策課は「使用済みごみ袋をごみ出しに必要不可欠な指定ごみ袋に再生することで、資源が循環されている成果を手に取って実感してもらえると考えている」とコメントしている。