からくり時計故障
岡崎城公園 復旧時期は未定
岡崎城公園の三河武士のやかた家康館前にあるからくり時計が故障し、作動しなくなっている。復旧時期は未定。内部のコンプレッサーの不調で扉が開かなくなった。 (犬塚誠)
からくり時計は、1990(平成2)年3月21日に完成した高さ約6メートルの時計塔。午前9時〜午後6時の正時(0分)と30分に徳川家康の人形が登場し、3分30秒間にわたって能の演目「翁」を舞ったり、遺訓を語ったりする。
園を管理する一般社団法人岡崎パブリックサービス(OPS)によると、今年1月4日の午前11時ごろ、作動していないことに職員が気付いた。現在は園のホームページ(HP)や時計塔前の張り紙で故障を周知している。
不調は昨年12月27日にもあった。この時は業者のメンテナンスで復旧したが、再び動かなくなった。時計の完成から35年。老朽化が進んだ影響で、近年は故障が複数回発生していたという。
観光客や市民に長年親しまれてきたからくり時計。バスツアーでも定番の紹介スポットとして人気を博していた。1月26日には、故障を告げる張り紙を残念そうに見る来園者もいた。
修理に関しては業者に見積もりを依頼中。OPSの担当者は「皆さまに楽しみにしてもらっている中、ご迷惑をお掛けして大変心苦しい。直ったらHPなどでお知らせするので、ぜひ見に来てほしい」としている。