ふるさと納税をPR
県立幸田高 返礼品提供店紹介パンフ作成
県立幸田高校の3年生9人がこのほど、幸田町のふるさと納税返礼品を提供している町内の店舗を紹介するパンフレットを町と連携して作った。主に卒業後に就職を目指す生徒が選択する企業連携コースの授業の一環で、ふるさと納税について学び、魅力を伝えようと取り組んだ。 (酒井希実)
幸田町の「幸」とふるさと納税の「ふる」を合わせ、「幸田町に幸せが訪れるように」との思いで「さちふる!」と名付けたプロジェクト。昨年9月以降、生徒は町企業立地課の担当職員や新聞記者、デザイン会社の社員らによる講義を受け、ふるさと納税や取材、デザインについて学んだ。
その後、相見の「ROLE COFFEE」、町役場内の「ハミングバードカフェ」、芦谷の「momochamiBread」を3班に分かれて取材。店や返礼品について店主に話を聞き、撮影した写真などを使ってタブレット端末で編集した。
今年1月17日、完成したパンフレットを同校で披露した。生徒は「デザインが難しかったが、満足いくものが作れた」「店主の地域への思いに心を打たれた」「私もいつか町に貢献したい」などと制作や取材の感想を発表した。
川俣珠理さん(18)は「店の人の『幸田町に恩返しをしたい』という強い思いを聞き、パンフレットを通して伝えたいと思った」、田口亜央衣さん(17)は「取材で『店や商品を通して町の魅力を伝えたい』という話が印象に残った。パンフレットで店の魅力を知ってほしい」と語った。
パンフレットはA3判二つ折り。本年度中に、町のふるさと納税をPRするイベントや返礼品への同封で主に町外に向けて公開する。