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東海愛知新聞

コメ、五穀、工業は「上」

岡崎 伊賀八幡宮で武者的神事

矢を放った的板の割れ具合で1年の豊凶を占う「武者的神事」が20日、岡崎市伊賀町の伊賀八幡宮であった。コメをはじめとする7項目の今年の動向が示されるとともに、五穀豊穣と国民の幸せが祈られた。

江戸時代には行われていたとされ、二十四節気の一つ「大寒」に合わせて毎年開かれている。社殿でくじ引きによって判定表を作成した後、同市鳥川町出身の会社員・小野浩紀さん(30)が社殿前に登場。約28メートル離れた場所に立つ約36センチ四方の的板に矢を放った。

この日は1発目で的中するも的は割れず。判定表との照合の結果、コメ、麦などの五穀、工業の3項目は前年比で「上(上向き向上)」、天候・気象と商業は「中(横ばい)」、自動車関連とサービス業は「下(下降衰退)」となった。

斎藤徳蔵宮司(67)は「自動車関係が『下』ということで、構えていかなければならないかもしれない。ホンダと日産の合併に関する話も出ているので、自動車産業が少しでも良い方向に行けば」と述べた。

なお、神事の結果は德川宗家にも伝えられる。江戸城があった頃からの慣習で、斎藤宮司が1月中に上京して報告する予定という。(犬塚誠)

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