岡崎城公園内の桜を再生
岡崎市 CF活用し植樹へ
岡崎市はきょう15日、寿命を迎えている岡崎城公園内の桜を再生・更新するため、クラウドファンディング(=CF、インターネットを介した資金調達)を始める。目標額は3000万円。100本程度の植樹などに活用する予定。2月末まで。 (犬塚誠)
市企画課によると、園内にあるソメイヨシノは200本弱。多くが植えられてから50〜60年ほど経過し、「60〜80年」とされるソメイヨシノの寿命を迎えている。近年は花の勢いも落ちてきていることからCFの実施を決めた。
植樹範囲は、龍城神社南側の神橋付近から国道1号までの園内。乙川・伊賀川沿いは範囲外となる。品種の候補としてはソメイヨシノの後継種で、病気に強いとされる「ジンダイアケボノ」が挙がっている。
CFは1000円から支援でき、最高額は15万円。支援額に応じた返礼として、お礼メッセージ送付や市政だよりへの名前掲載、感謝状授与、サクラの木への名前入りネームタグ取り付けなどを用意している。
植樹は今春から始め、数年かけて完了させる予定。植える苗は樹齢2、3年のもので、花が咲き出すのは一冬、二冬越した後という。支援額が目標額に達しなかった場合でも、集まった支援金の範囲内で実施する。
内田康宏市長は「このプロジェクトの実現のため、これまでも、そしてこれからも岡崎の桜を愛していただいている皆さまのお力添えをもって後世へと紡いでいきたい」と呼び掛ける。
詳しくは、クラウドファンディングウェブサイト「CAMPFIRE for Social Good」で。