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東海愛知新聞

正しく110番通報を

西尾・岡崎警察署が呼び掛け

西尾、岡崎両警察署は「110番の日」(1月10日)に合わせたイベントを各管内(西尾市、岡崎市・幸田町)で開いた。110番通報の適正利用を周知し、防犯や交通安全の意識を高めるよう来場者に促した。(酒井希実)

西尾署は9日、西尾市巨海こみ町出身でプロ野球・中日ドラゴンズ元投手の岩瀬仁紀さんに一日警察署長を委嘱。同市下町の商業施設「おしろタウンシャオ」に警察官姿で登場した岩瀬さんは、来店客に「地域の連携を深めて犯罪に巻き込まれないように過ごしてほしい。安全運転を心掛けて事故に遭わないように気を付けてください」とあいさつした。

また、現役時代にストッパー(抑え)として活躍した岩瀬さんによる今年の犯罪や交通事故“ストップ”を願う始球式が行われ、会場を沸かせた。110番通報の正しい使い方に関するクイズ大会や、防犯や交通安全のメッセージ付きの岩瀬さんのサインボールが当たる抽選会もあった。

岡崎署は10日、岡崎市戸崎町のイオンモール岡崎で地域、警備、生活安全、刑事、警務、交通各課の署員が活動をPRした。特殊詐欺や侵入盗対策、災害時の働き、住民にとって身近な交番や駐在所などを紹介したほか、飲酒運転の危険性や反射材の効果を体験できるコーナーを構えた。

110番通報の方法を解説する署員による寸劇もあった。店内で刃物を振り回す男を目撃した人が通報し、場所や状況、男の見た目などについて質問に沿って伝えるという流れを実演。駆け付けた警察官が犯人を制圧、逮捕する様子も披露した。署員は観客に「まず安全を確保してから通報し、慌てず落ち着いて話して」と呼び掛けた。

愛知県内では昨年、約66万件の110番通報があったが、そのうち14万件(21.2%)は緊急性のない内容だったという。相談や問い合わせなどは「♯9110」へ。

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