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東海愛知新聞

蹴りと俊敏性

岡崎市立本宿小5年の冨田さん フルコンタクト空手全国V

岡崎市立本宿小学校5年の冨田華帆さん(11)=空手道桜塾所属=がこのほど、東京都で開かれた高校生以下のフルコンタクト空手の全国大会「第18回JKJO全日本ジュニア空手道選手権大会」で優勝した。

40人が集まった小学5年女子35キロ未満の部に出場。トーナメント方式で全5試合を戦い抜いた。決勝は「勝ったり、負けたり」の相手との対戦。延長戦までもつれ込む計2分30秒間の激闘を制した。

身長136センチ、体重30キロと同階級の選手と比べると小柄な体格だが、軽量級ならではスピードとフットワークの軽さを持ち味とする。相手の顔を狙う「上段蹴り」も得意技で、今大会の快進撃につながった。

同大会での優勝は小学1、2年の時に続いて3回目。3、4年の時は準優勝に終わった。ただ、重圧を感じやすい性格から目標は特に決めず、楽しむことだけを考えた。「優勝すると思っていなかったのでうれしい」

兄の影響で3歳から空手を始めた。普段は週に3、4回、地域の公民館や市民センターで稽古に励む。同世代のみならず、年上の選手とも共に練習しながら、素早い動きや蹴りといった技に磨きをかける。

13日には大阪府での全国大会を控えるが、目標は「考えていない」。競技は中学校進学後も続ける予定で、「今後は誰が見ても『勝ち』と思える試合をしたい」と力を込める。(犬塚誠)

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