子どもの成長を祝う
岡崎で家康公生誕祭
徳川家康の生誕日(12月26日)を前にした22日、六所神社(岡崎市明大寺町)と岡崎公園で家康の生誕と子どもの健やかな成長を祝う祭り「家康公生誕祭」が行われた。
家康の誕生にちなみ、家康の父・松平広忠と母・於大の方らにふんした男女が、松平氏の産土神である六所神社で安産祈願の祈祷を受けた後、家康が生まれたと伝わる岡崎城がある岡崎公園へ移動。家康を祭っている園内の龍城神社で祈祷を受けた。
その後、家康が生まれる際に場を清めるために行ったとされる「蟇目の儀」の実演があり、放たれた際に場を清めるとされる音が鳴る「蟇目の矢」を弓につがえて放つ様子が披露された。
最後は、「家康公生誕祝道中」と題して、子どもの成長を喜ぶ「竹千代みこし」の練り歩きがあった。みこしには来園していた小学生くらいの子どもが順番に乗り、保護者や市内のみこし団体などの約70人が担ぎ上げて園内を巡った。また、広忠や於大らにふんした男女は行列に同行し、前日に袋詰めされて祈祷された「竹千代縁起米」を来園者に配った。
なお、家康の生誕日である26日には、家康の生誕を祝う花火が午後4時45分ごろから打ち上げられる予定。また、園内の岡崎城と三河武士のやかた家康館の入館料が無料になる。(横田沙貴)