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東海愛知新聞

誰もが誇りを持って働く

岡崎 チョコレートと焼き菓子専門店

岡崎市竜美西2にこのほど、チョコレートと焼き菓子の専門店「QUONチョコレート DEMI―SEC(クオン チョコレート ドゥミセック)」がオープンした。素材へのこだわりはもちろん、「誰もが誇りを持って働ける」ブランドとして展開している。 (酒井希実)

看板商品の「テリーヌ」は、世界各国のカカオをさまざまな含有量で「京番茶」や「額田ほうじ茶」など日本各地の食材と掛け合わせた30種類以上から選べる。金属型で「外はサクサク、中はふわふわ」に焼き上げたフィナンシェなどの焼き菓子も種類が豊富。ドライフルーツやナッツ類がトッピングされた商品は華やかな見た目で、手土産としても人気があるという。教会の一部を改装した明るい店内のイートインスペースで、チョコレートドリンクやアイスを味わうことができる。

QUONチョコレートは豊橋市に本店があり、全国に約40店舗展開している。世界中のチョコレートブランドと共に催事にも出店して本格的な商品を提供するが、障害者雇用を特徴の一つとしている。

岡崎店は岡崎市竜美西2の「おかざきよろず心のクリニック」の岩崎寿史院長が代表を務める福祉事業所「株式会社よろここ」がフランチャイズ経営し、精神障害のある同院の患者も働く。計量、フルーツのカット、ラッピング、洗い物といった作業を細分化し、取り組みやすいように工夫。カウンセラーや作業療法士も一緒に働きながら支える。

障害者は仕事の選択肢が限られ、工賃の低さも課題となっている。同社の堀倫之取締役は「社会の一部として誇りを持って働ける“トップブランド”を目指している。誰もが取り組みやすい仕掛けが随所にあり、自分に合った作業で少しずつ自信をつけてほしい。一般就業が難しい人のステップになれば」と思いを込めている。

水曜定休。営業時間は午前10時30分〜午後7時。問い合わせは、同店(73―5730)へ。

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