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東海愛知新聞

侵入盗対策 万全に

きょうから 年末の安全なまちづくり運動

県内全域できょう11日、「年末の安全なまちづくり県民運動」が始まる。岡崎警察署などは①特殊詐欺、SNS型投資・ロマンス詐欺の被害防止②侵入盗の被害防止③自動車盗の被害防止―の3項目を重点に県民の防犯意識向上を図る。20日まで。 (酒井希実)

今回の年末年始は9連休となり、長期間自宅を離れる人もいることから警察は侵入盗への警戒を強めている。同署管内(岡崎市、幸田町)では1~11月に侵入盗が130件(前年同月比11件減)発生。5~10月には不動産のセールスマンを装って家族構成や貯金額などをしつこく聞いてくる不審者の情報が管内で37件確認されており、強盗や詐欺のために情報収集している可能性があるという。

住人が就寝中の忍び込みも18件(7件増)発生しており、人の有無にかかわらず施錠の徹底が重要。防犯カメラやセンサーライト、窓ガラスにはフィルムや補助錠、衝撃を受けると音が鳴る警報装置などを活用し、「目・音・光・時間」を意識した対策が有効とされる。丹羽博光生活安全課長は「ひと手間かけて対策を」と呼び掛けている。近隣住民と日常的に声を掛け合うことも、地域の防犯力向上につながるという。

特殊詐欺は10月末までに53件(30件増)確認されており、被害額は2億3384万4000円に上る。電話越しの犯人は言葉巧みで、「自分はだまされない」と思っていてもだまされてしまうという。詐欺対策電話機は電話が鳴る前に録音機能を相手に警告することで話す前に犯人が電話を切る場合も多いといい、被害に遭う可能性を軽減することができる。

また、SNSで投資を持ちかけたり恋愛感情を抱かせたりして金をだまし取る詐欺も増えている。管内では9月末までに24件発覚しており、被害額は3億2589万9000円に上っている。

期間中に同署が行う主な活動は次の通り。

  • 11日=防犯キャンペーン(幸田憩の農園)
  • 13日=防犯研修会(イオンモール岡崎)、一日警察署長による侵入盗被害防止広報(同)
  • 17日=青パト出発式(岡崎市体育館)
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