太田油脂が全国初認証
岡崎 SDGsの新制度
岡崎市福岡町の太田油脂株式会社(太田健介代表取締役社長)はこのほど、一般社団法人日本サステナブルビジネス機構(蟹江憲史理事長)が創設したSDGs(持続可能な開発目標)に関する認証制度「サステナブルビジネス認証」を全国で初めて取得した。
同制度は、中小企業でも取得できる認定制度として6月にできたばかり。従業員や環境、地域との関係などに関するSDGsにつながる25項目を同機構が審査し、企業の取り組み度合いを示す。制度を活用することで、人材の確保などの面での有益性が生まれるとされる。また、同機構は認証企業に対して関連する情報を提供したり、広報活動に協力したりする。
太田油脂はグループ全体で高効率なLPG(液化石油ガス)ボイラーや太陽光発電パネルの導入などでの二酸化炭素(CO2)削減、社員向けの保育所設置による従業員の働きやすい環境づくり、近隣の小中学校や子ども食堂への協力などを行っている。豊田商工会議所で29日に行われた認証授与式で太田社長は「製造の上でCO2削減が大きな課題。認証を通じてヒントを得て、感度を高めて取り組みたい」と今後の展望を話した。(横田沙貴)