駐車場の在り方の意見募集
岡崎市 整備計画改定で
岡崎市は、康生・伝馬通りや名鉄東岡崎駅の周辺にある一般向け駐車場の整備計画を改定するに当たり、新計画案に対する意見を市民から募っている。12月9日まで。
需要の高まりを見据えて掲げていた積極的な整備方針を転換。歩行者中心のまちづくりに合った駐車場の在り方を定めた。今ある駐車場を活用するとともに、新設時には歩行者に配慮した造りにするよう求める。
一定の大規模建造物に駐車場を設けることを義務づけた市の「駐車施設条例」の見直しにも言及している。イベント時を除いては駐車場が足りている状況を鑑み、規制緩和の可能性を示している。
市都市計画課によると、計画の対象区域内には現在、55カ所1847台分の駐車場があるが、近年は「供給過多」状態。昨年度の市の調査では、イベントがない平日や休日には空きが目立つ状況が確認されていた。
まちづくりに対する考え方も、自動車交通中心の前時代的な方針から、「歩きたくなるまち」を目指すものへと変化。「駐車場の整備に努めてきた駐車場施策は、転換期を迎えている」と判断し、計画改定を決めた。
計画案は市ホームページなどで閲覧できる。意見の提出は市電子申請・届出システムなどで。新計画は2025年3月に公表予定。
問い合わせは、同課企画調査係(23―6260)へ。(犬塚誠)