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東海愛知新聞

伝統的工芸品産業に貢献

岡崎の3人が表彰される

国から伝統的工芸品に指定されている「岡崎石工品」や「三河仏壇」の産業振興や技術伝承に貢献したとして、岡崎市内の技術者3人がこのほど、経済産業省中部経済産業局や県から表彰された。

同局長表彰功労賞を受賞したのは、有限会社犬正石材店(上佐々木町)の犬塚浩代表取締役(64)。岡崎石工団地協同組合の役員として、社会見学を受け入れて産地をPRしたり、新たな顧客の獲得を進めたりしてきた。

県の優秀技術者表彰には有限会社丸吉吉田石材(上佐々木町)の吉田秀徳代表取締役(52)と、株式会社愛知屋仏壇本舗(能見通1)の金箔きんぱく押し職人・柘植章雄さん(72)が輝いた。

吉田代表取締役は新商品の開発に取り組むほか、技の実演による普及活動を行う。能登半島地震で被災した鳥居も修理した。柘植さんは職人歴50年以上。小学校での体験授業で講師をしたり、一般向けの見学ツアーを開いたりしている。

犬塚代表取締役は「与えられた務めを果たしつつ活動していきたい」、吉田代表取締役は「いろいろな方に貢献できる仕事ができれば」、柘植さんは「職人として『死ぬまでやろう』と思っている」とそれぞれ述べた。

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