創作ダンスで入賞
全国大会岡崎女子大・短大、光ヶ丘女子高
岡崎女子大学・短期大学(岡崎市中町)と光ヶ丘女子高校(同市大西町)のダンス部がこのほど、神戸市で開かれた「第36回全日本高校・大学ダンスフェスティバル(神戸)」(公益社団法人日本女子体育連盟など主催)で入賞した。自分たちで考えた創作ダンスで勝負。岡崎の名を全国にとどろかせた。 (犬塚誠)
岡崎女子大・短大チームは、25校がエントリーした大学の部(男女混合)で初優勝した。1〜4年生12人で出場。米国の社会派古典を自分たちで再解釈し、ネット社会における“顔の見える関係性”の大切さを表現した。
スピード感や後半にかけて盛り上がる構成で他チームを圧倒した。ネット社会という匿名空間を漂う存在を表すため、車輪付きの人型パネルも活用。複数体を壇上で移動させることで、完成度を高めた。
4年の村本多香奈部長は「部活をずっと大切にしてきてくれた顧問の山田悠莉先生やOGの皆さんのおかげ」と振り返った。
光ヶ丘女子高は、84校が出場した高校の部で6位入賞を果たした。2、3年生30人で、日本の伝統的な妖怪・烏天狗が災いを払うさまを表現。小道具の布や振り付けで、未来を切り開く“風”をつくり出した。
2列に並んだ部員の間からリフトを使って人を跳び上がらせる演出など、アクロバティックな動きでアピールした。災いを乗り越えた先にある未来のイメージを、部員たち1人1人が烏天狗になりきって演じた。
3年の神谷結花部長は「心を一つに踊るのは難しかったけれど、目指していた烏天狗を表現することができた」と笑顔を見せた。