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東海愛知新聞

イベントの秋

岡崎公園周辺 農・商・工・市・ジャズ

岡崎の秋を盛り上げるイベント「岡崎城下家康公秋まつり」が2日、岡崎公園とその周辺で始まった。この日は悪天候のため一部中止や会場変更もあったが、多くの来場者が楽しんだ。きょう3日まで。(酒井希実)

開始前には前日から続いた雨でぬかるんだ地面を整備する出展者の姿があった。

乙川河川敷右岸(岡崎城側)の「農林業祭」では、「岡崎おうはん」や額田地区の木材といった同市の特産品や農林産物をPRするブースが並んだ。ゆかりのまち・長野県佐久市のリンゴ販売や、岡崎市内の事業者や団体がオリジナルの鍋料理で競う「NABE―1グランプリ」の昨年の上位チームの出店(共に2日のみ)には長蛇の列ができた。

乙川河川敷左岸(太陽の城跡地側)の「商工フェア」には、市内の事業者らが食事の提供や特産品・土産物などの販売、活動のPRをする約40ブースが並んだ。ステージでは音楽やダンス、クイズやじゃんけん大会などで会場をにぎやかした。

岡崎公園多目的広場では工業・ものづくりゾーンが開かれ、市内の石工業者による石製品の展示や販売、伝統工芸に携わる職人らの実演などが行われた。

市図書館交流プラザ(りぶら)には、岡崎に楽市が開かれてから500年の節目を記念した「開市500年ゾーン」が登場。同市の商業の発展の歴史を振り返る映像や、発展を支えてきた各地の商店街を写真とともに紹介するパネル展が開かれた。これからの岡崎の商業を担う“チャレンジャー”が出店に挑戦する「チャレンジマルシェ」もあり、菓子や手作りの雑貨などを販売した。

市内各地でジャズの演奏が繰り広げられる「ジャズストリート」は、2日は屋外会場が中止となったが、屋内の会場では全国から集まったミュージシャンが歌声やピアノ、サックス、ギターといった楽器の音色を響かせていた。きょう3日は屋外でも開催予定。

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