いなか寿司ばっぐ
岡崎 山本さんが新聞ばっぐコン連覇
中日新聞岡崎常磐専売店(岡崎市真伝町)の山本和弘店主(62)がこのほど、高知市で開かれた「第12回しまんと新聞ばっぐコンクール」(NPO法人RIVER主催)で大賞に輝いた。昨年に続く快挙を「今回は狙っていたし、手応えもあった」と振り返る。(犬塚誠)
新聞ばっぐは、新聞紙とでんぷんのりだけで作る袋物。今大会では「土佐の日曜市・野菜」がテーマに掲げられ、全国から279点が集まった。山本店主は「いなか寿司ばっぐ」を出品した。
同市の街路市「日曜市」で売られている、山の幸をネタとした「いなか寿司」のパックが入るように設計した。外見はアニメなどで酔っ払いが手にしている「すし折り」(お土産ずし)に着想を得た。
手軽に作れるよう、主に使ったのは新聞紙2枚とのりだけ。審査員からは「レジ袋の代わりに使ってもらえるような発展性がある」「使うシチュエーションが目に浮かぶ」などと好評だった。
いなか寿司は以前に食べたことがあり、イメージはできていた。試しに新聞を縦半分に折ってみると、幅はパックとほぼ同じ。「しめしめ」と思いつつ、1、2週間ほどで完成形に仕上げた。
新聞ばっぐの魅力は「簡単にでき、環境にも優しい」こと。サイズは自由に変えられるため、コンビニ弁当などを入れる袋にも応用できるという。
山本店主は「早く日曜市で使ってもらえるとうれしい。新聞ばっぐが広まるといいな」と期待を込める。