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東海愛知新聞

盆栽・水石文化を発信

岡崎の団体 世界遺産登録へ

盆栽・水石文化を世界遺産に―。岡崎市内の盆栽愛好家団体などで組織する「岡崎市緑化推進団体協議会」(米津春治会長)はこのほど、盆栽や自然石を愛でる文化を、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にしようという取り組みを始めた。

盆栽・水石文化の世界遺産登録を目指す検討組織「盆栽水石文化振興会」のプロジェクトに賛同した。春と秋に行われる緑化植物展示会や講習会を活用し、幅広い年代に魅力を知ってもらおうと考えている。

振興会によると、世界遺産への推薦には文化庁による「登録無形文化財」への指定が必須となる。指定されたとしても書道や生菓子、京料理といった“先約”があるため、直後の登録は難しい情勢。早くても8年後の2032年になる見込みだ。

9月25日に振興会の西山たかし副会長(81)=豊田市=や、推進協メンバーの鈴木亨事務局長(69)=岡崎市=ら14人が、岡崎市役所で活動を報告した。特製の横断幕を手に記念撮影も行い、士気を高めた。

西山副会長は「日本の伝統文化を継承し、保存していくことに尽力したい」、鈴木事務局長は「(盆栽・水石文化が)日本のトップに位置付けられることを認識し、残す必要がある」とした。

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