最低賃金1077円
愛知県内 来月から現行より50円引き上げ
10月1日に愛知県内の最低賃金(時間給)が現行(1027円)より50円増の1077円に改正される。愛知労働局や岡崎労働基準監督署は、適正賃金を従業員に支払うよう各事業所に呼び掛けている。
引き上げ額の50円は1978(昭和53)年度以降の最高水準で、41円だった前年度を9円上回った。県内ではこの5年間で151円増となる。
全国的に愛知県と同じ50円引き上げが多いが、徳島県は84円引き上げ。最低賃金の最高額は東京都の1163円で、神奈川県1162円、大阪府1114円、埼玉県1078円と続き、愛知県は全国5番目となる。
岡崎労働基準監督署の相部明浩署長は「事業所向けの支援策としては、生産性向上のための設備投資などの費用の一部を助成する業務改善助成金(コールセンター0120―366440)がある。ぜひ活用してもらえたら」と述べている。(竹内雅紀)