車も歩行者も注意を
きょうから秋の交通安全運動
「秋の全国交通安全運動」が21〜30日の10日間、全国一斉に展開される。岡崎警察署などは
- 反射材着用や安全な横断による歩行者の交通事故防止
- 夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用促進と飲酒運転などの根絶
- 自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール順守の徹底
―の3点を重点目標とし、住民らの交通安全意識向上を図る。 (酒井希実)
同署管内(岡崎市、幸田町)では1〜8月に交通人身事故が610件(前年同期比9件増)発生し、6人(増減なし)が命を落とした。県内全域で道路を横断中の高齢者(65歳以上)の事故が多発しており、管内でも横断歩道のない道路を横切ろうとした高齢者が車にはねられて死亡する事故が今年に入ってから3件発生している。一般的に高齢者は歩く速さや認知機能の低下から判断を誤り、事故につながるとされる。同署などは横断歩道の利用と左右の確認の徹底を呼び掛けている。
9月ごろから日没が早くなり、通勤や通学、買い物などで多くの人が出歩く午後5〜7時ごろと日没が重なって夕暮れ時の事故が起こりやすいことから「夕方の5〜7は魔の時間」と言われる。自動車やバイクは、9月は5時にはライト点灯が推奨されている。歩行者や自転車に早く気付くためにハイビームの活用も有効とされる。また、歩行者や自転車は明るい服装や反射材を着用し、ドライバーにアピールをすることも重要という。
同署員は「車と歩行者どちらも注意すれば悲しい事故は防げる。『気を付けよう』という気持ちの輪を広げたい」と力を込める。
期間中に同署が行う主な活動は次の通り。
- 21〜30日=光ヶ丘女子高校放送部が作成した音源で広報活動(管内全域、名鉄バス車内)
- 24日=管内一斉大立哨(管内全域)、名鉄踏切事故防止安全キャンペーン(名鉄矢作橋駅踏切)、JA交通安全キャンペーン(幸田憩の農園)
- 26日=子ども警察官による交通安全キャンペーン(イオンモール岡崎)
- 27日=岡崎市秋の交通安全立哨活動(岡崎市役所)
- 28日=二輪車講習会(三菱自動車工業株式会社)
- 30日=管内一斉大立哨(管内全域)、交通安全キャンペーン(マックスバリュ幸田店)、高齢者自転車大会講習会(岡崎市体育館)