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東海愛知新聞

公立校にWi-Fi整備

岡崎市 避難時などでの活用想定

大規模災害時に指定避難所となる岡崎市内の公立小中学校全67校でこのほど、公衆無線LAN(Wi-Fi)が無料で使えるようになった。

携帯電話回線がつながりにくくなりがちな避難時でも、情報の収集や伝達が可能になる。スマートフォンなどでWi-Fiの設定をすれば、インターネットを利用でき、時間制限はない。設定方法は各校の担当職員に問い合わせる。半径約2キロの範囲で利用できるため、タブレット端末を持った子どもたちが校外学習に出掛けた際にも活用できる。

市によると、ケーブルテレビ事業などを展開するミクスネットワーク株式会社(同市薮田1)が整備した地域版高速通信システムを活用する。各校にはアンテナや電源機を設置したほか、据え置き型と移動型の中継端末も用意した。整備は市と同社が2022年5月に結んだ協定を基に行われ、費用は同社が負担した。

今回は災害時に指定避難所となる公立小中学校への整備を優先的に実施。システム自体は小中学校以外でも活用できるといい、今後は避難所となる市内の公共施設などでの整備も検討する。市は「携帯電話回線に次ぐ“第2の回線”として活用してほしい」としている。 (犬塚誠)

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