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東海愛知新聞

地下15メートルの世界

岡崎の小中学生が八帖北雨水幹線工事現場を見学

現在建設中の八帖北雨水幹線の工事現場見学会が18日、岡崎市八帖北町で開かれた。幹線付近の小中学生らが供用開始前の下水道管内を歩いて市の浸水対策などを学んだ。 (竹内雅紀)

下水道管内「涼しい」

八帖北雨水幹線は1時間に55ミリの激しい雨が降った際にも床上浸水を抑制できるほどの排水能力を持つ下水道管。たまった雨水を最終的に矢作川に流す。

2008(平成20)年8月の「平成20年8月末豪雨」を機に浸水対策として計画され、八帖北町の旧岡崎建設業会館の場所から広幡小西の国道248号までの全長約1キロで、早川や国道の下を通っている。2021年11月に着工、来年3月末に完了予定という。

地下8〜15メートルの場所に特殊な機械「シールドマシン」で掘った横穴に設置された丸型管の内径(内側の直径)は3.25メートルで市内2番目の大きさ。材質はコンクリート製と鉄製があり、総工費は31億5920万円。

見学会では小中学生が5班に分かれて行動。下水道の役割や浸水対策を座学で学び、掘削時に出た石などを観察し、地下15メートルの世界へ。地上の温度は32度だったが、地下は24度。「涼しい」と声を出す児童もいた。

記念撮影や記念の落書きをした後、200メートル先まで進んだ。広幡小4年の白井晴一君(9)は「地下は涼しかった。工事現場の前を通ることはあっても中に入るのは初めて。いろいろと学べて楽しかった」と笑顔で語った。

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