渋滞解消に期待
都市計画道路柱町線一部開通
JR東海道本線の下を通って岡崎市柱1と同市柱町を東西につなぐ都市計画道路(市道)柱町線が14日午後1時ごろ、一部開通する。渋滞解消によるJR岡崎駅周辺の利便性向上が期待されている。 (犬塚誠)
開通区間は岡崎南自動車学校北西の「柱一丁目」交差点から、新設される「柱二丁目」交差点までの約310メートル。幅員は10.5〜20メートルで、片側1車線の車道がある。歩道は交差点付近では両側に、JR線の下では片側に通る。
JR線の下を通過する「アンダーパス」のため、大雨冠水時に通行止めなどを知らせる表示板や、侵入を防ぐ遮断機を設けた。歩道には防犯カメラや警報機、照明も設置。毎分3立方メートルの水を処理するポンプは予備を含めて計3台整備した。
なお、県道岡崎幸田線にある「東荒子」交差点と同交差点から南西につながる柱町線南側の「羽根道踏切」は開通に合わせて廃止される。
市市街地整備課によると、整備の目的は同駅周辺の東西交通の円滑化。これまで利用されてきた羽根道踏切は狭小ですれ違いが難しく、歩道もなかったことから、2016(平成28)年度から工事が進められてきた。一部開通区間の総工費は約47億円。
今後柱町線はさらに西に延伸され、最終的には全長約680メートルになるという。同課の担当者は「新しい道路を造ることによって、歩行者も安全になり、車も円滑に行き交いできるようになる」としている。