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東海愛知新聞

ディベート甲子園V

愛教大附属岡崎中と県立岡崎高

愛知教育大学附属岡崎中学校県立岡崎高校の生徒がこのほど、千葉大学(千葉市)で開かれた「全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」(NPO法人全国教室ディベート連盟主催)で共に優勝した。名だたる強豪校を下して制覇し、岡崎の名を全国にとどろかせた。(犬塚誠)

試合は1チーム4人で

  1. 賛・否の主張
  2. 質疑
  3. 相手チームの主張に対する追及
  4. まとめ

―で戦う。事前に発表されているテーマについて論戦を展開。賛否どちらの立場で戦うかは試合ごとに変わり、勝敗は審判が決める。

中学の部には24校が出場した。テーマは「国政選挙にインターネット投票を導入すべきか否か」。附属岡崎中は3年の池江千宙君、判治凌成君、判治菜々子さんと2年の鈴木咲菜さん、岡野真帆さんの友人5人で臨み、初優勝した。

テーマについて調べるために集めた資料は約500点。緻密な分析に基づく主張と仲の良さを武器に、5試合を勝ち抜いた。予選リーグでは名門・開成中(東京都)を下し、決勝では東海中(名古屋市)を撃破した。

22年ぶりの出場でつかんだ日本一。5人は「まさか優勝できるとは思っていなかった。ディベートは相手の意見を聞き入れた上で自分の意見を通す競技。身に付けた『聞く力』を社会に出た際にも生かしたい」と語る。

高校の部では「内閣による衆議院の解散を制限すべきか否か」をテーマに32校が激論した。岡崎高からは弁論部2年の梅村藍斗君、成田陽君、勝一世君、渡邊叶有さん、小川愛奏音さんが出場した。

戦ったのは7試合。決勝ではライバルの東海高校(名古屋市)と対戦した。1600枚に及ぶ資料の読み込みやチームワークの良さを生かし、接戦を制した。技術の高さから「ベストコミュニケーション賞」にも輝いた。

優勝は2年ぶり3回目。5人は「OB、OGや仲間のサポートのおかげで最後まで走り抜けることができた。政治的な制度への知見も深めることができた。来年も優勝して初の連覇を目指したい」と意気込みを見せる。

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