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東海愛知新聞

国土交通大臣賞を受賞

岡崎市上下水道局 啓発の取り組み評価

岡崎市上下水道局が本年度の国土交通大臣賞「循環のみち下水道賞」を受賞した。国土交通省が、健全な水資源や資源・エネルギー循環を生み出す下水道に関する優れた取り組みを表彰する制度。同市下水道局は昨年10月に市内で開いた第11回マンホールサミット岡崎での下水道啓発の取り組みが評価された。(竹内雅紀)

広報・教育部門で

毎年開催地が変わるマンホールサミットは昨年、岡崎市の下水道事業が100周年を迎えたこともあって、開催地に選ばれた。10月21、22の2日間で1万3000人(主催者発表)が来場した。

サミットでは、市職員だけでなく、地元住民や学校関係者、下水道業界の関連企業と協力して企画を考案。下水汚泥を肥料にして栽培された野菜を使った料理の提供をはじめ、道路をキャンバスにした下水道のお絵描き、高校生主体で運営したクイズ大会、マンホール展示、重機体験などが行われた。市はこれらを通して、幅広い層に下水道の意義や存在感をPRでき、下水道業界で働く人の誇りの醸成にもつながったとしている。エントリーの際の件名は「見えない『下水道』を表現する―マンホールサミットに新たな付加価値―」。

同賞は2008(平成20)年度に創設された。17回目となる今回は、全国から28件のエントリーがあり、グランプリ1件、イノベーション部門1件、防災・減災部門2件、アセットマネジメント部門2件、広報・教育部門3件の計9件が受賞した。初受賞の岡崎市は13件のエントリーがあった広報・教育部門に該当する。

「下水道の日」の9月10日に同省で表彰式が行われる。

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