「いい経験になった」
中国・呼和浩特訪問者が報告
岡崎市の友好都市・呼和浩特市(中国)を訪問した中学生から大学生までの12人が28日、岡崎市役所で帰国報告をした。
10〜16日の6泊7日の日程で訪問したのは、中学生3人、高校生5人、大学生5人の計13人。岡崎市在住・出身や岡崎市内の高校に在籍経験があるなど、岡崎にゆかりのある男女で構成されている。随行の市職員2人とともに、現地の中高一貫校を訪問したり、乗馬をしたり、草原内のテントで宿泊したりした。帰国報告では、それぞれが体験して感じたことや学んだことを中根康浩市長に向けて発表した。
オンラインで報告した鈴木杏さん(横浜国立大2年)は「初めての海外だったが実り多いものとなり、貴重な経験となる濃厚な7日間だった。草原での宿泊体験ではとても空気が澄んでいることを感じた。呼和浩特の文化に触れたことで自分自身の視野が広がったので、今後はいろいろな国に行ってみたい」などと述べた。
鈴木さん以外は「塩味のミルクティーに驚いた」「現地の人は体を冷やさないために冷たい飲み物を飲まないということを知った」「中国には良い印象を持っていなかったが、実際に行ってみて考えが変わった」「気温差が激しかった」「大陸の雄大さを感じた」などと感想を語った。
中根市長は「皆さんの感想から充実した訪問だったことが分かる」などと労をねぎらった。
鈴木さんを除く呼和浩特市を訪問した生徒・学生は次の皆さん(カッコ内は学校名と学年)。
片山葵(岡崎北高1) 小林美愛(愛知県立大2) 樋口千紘(愛知淑徳大2) 齋藤翔真(岡崎商業高1) 安藤健三郎(同2) 松尾佳志乃(豊野高3) 伊藤伶奈(南山大1) 岡田知樹(京都先端科学大2) 岩村元太(岩津中3) 岩城崇亮(同) 柘植将吏(東海中3) 山口拓真(岡崎高1)
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岡崎市と呼和浩特市は、1985(昭和60)年3月に来日中の当時の呼和浩特市長が岡崎に立ち寄り、同年11月にアジアロバ2頭を寄贈したことから交流が始まった。87年10月に呼和浩特市で友好都市提携の調印が行われた。