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東海愛知新聞

乙川で夕涼みを

岡崎来月29日まで ボートグランピング

金、土、日、祝 40分のコース

岡崎市中心部を流れる乙川で、舟に乗って夕涼みを楽しめる「ボートグランピング」が9月29日までの金、土、日曜と祝日に開かれている。

東岡崎舟着場(明大寺町)を出発し、乙川を下って頭首工(六名町)の手前で折り返し、途中で伊賀川に入って岡崎城の西側で再度折り返し、複合商業施設「オト リバーサイドテラス」(上明大寺町)付近を少し通り過ぎて舟着場に戻る40分間のコース。

ビルをオレンジ色に染める夕日、日没後は乙川に架かる橋や岡崎城のライトアップ、サギの群生地といった夜景と自然を楽しめる。水面から高さ1メートル弱の潜水橋の下は体勢を低くしてくぐる。船頭の紹介で、100年以上前に造られた名鉄の鉄橋や岡崎城を取り囲む江戸時代中期に築かれたとされる石垣の遺構といった歴史、河川敷にある県所有の畑などの珍しい情報を知ることができる。

9日に乗船した名古屋市昭和区の森翔大さん(34)は「橋がこんなにバラエティー豊かだと知らなかった。岡崎観光といえば城がメインかと思っていたが、近代の歴史も分かり、いろいろなことが面白かった」と満足げに話した。

食事の持ち込みも可能。各開催日の午後6時、7時、8時からの3便。料金は一般1800円、大学生と60歳以上は1200円、高校生以下は600円、3歳以下は無料。イヌも乗船できるが500円。貸し切りもできる。予約は専用サイトで。

岡崎市康生通南3の株式会社ツツイエンターテイメントが主催する「岡崎城下舟あそび」の一環。問い合わせは、岡崎城下舟あそび(090―9194―4629)へ。(酒井希実)

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