命を守るヘルメット
岡崎市 購入費の半額を補助
岡崎市は現在、市民が自転車乗車用ヘルメットを購入した際にかかった費用の半分を補助している(ただし、上限2000円)。来年3月末までだが、予算がなくなり次第終了する。 (犬塚誠)
対象は、安全基準マーク(SG・JCF・CE・GS・CPSCマークのいずれか)が付いたヘルメット。子ども用は5000円未満、大人用は6000円〜1万円ほどが相場とされる。新品であり、今年4月1日以降に購入した物であることが条件となる。
販売店で対象ヘルメットを購入し、領収書に市ホームページでダウンロードできる申請書を添えて、市防犯交通安全課に持参または郵送(〒444―8601、岡崎市役所防犯交通安全課)する。後日、市から送られてくる請求書を記入して返送すれば、補助金が振り込まれる。補助は1人1回まで。過去に同様の補助金を受けた人は対象外となる。
岡崎警察署交通課によると、同署管内(同市、幸田町)では昨年、自転車人身事故が193件発生した。死亡は1人で重傷は5人。そのうち重傷の1人を除く全員がヘルメット未着用だった。
本年度の予算額は640万円。4月1日から6月27日までに、784人の申請を受け付けた。市防犯交通安全課の担当者は「死亡してしまうようなケースでも、ヘルメットで一命を取り留められる。補助金を活用して、けがなく自転車に乗ってほしい」としている。
問い合わせは、市防犯交通安全課(23―6340)へ。