5000円分を配布
岡崎市 幼児子育て世帯にカード
岡崎市は、年少〜年長に相当する幼児の保護者らに、5000円分の買い物ができるカードを配布する。対象者は約9200人(6月1日時点)。9月末までには各世帯に届く予定。 (犬塚誠)
配るのは、Visaカードの取扱店で使える「バニラVisaギフトカード」。幼児1人につき1枚もらえる。クレジットカードと同様のプラスチック製で、スーパーやドラッグストア、コンビニ店などで利用できる。インターネットショッピングでも使える。
対象は、6月1日時点で市に住民票があり、2018(平成30)年4月2日〜21年4月1日に生まれた幼児を育てる保護者ら。カードは、残高照会やポイントとの併用の方法を記した案内書と一緒に届く。問い合わせには、専用のコールセンターを設置して対応する。
市子育て支援室ひとり親相談支援係によると、物価高騰にあえぐ幼児子育て世帯の経済的負担を軽減するための取り組み。市は22年度にも同様の目的でQUOカードを配布(幼児1人当たり5000円分)した。ただ、市民から「使い勝手が悪い」との意見が寄せられたため、今回はより使える場所が多いバニラVisaギフトカードを配ることにした。口座申請などの手続きに時間がかかることから、現金での給付は見送った。
事業費5239万円には国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用する。配布に当たっては、いったん市の“貯金”に当たる財政調整基金を取り崩す。市議会6月定例会で、関連議案が可決された。
事業の詳細は決定し次第、市のホームページで周知する。