家康をたたえる
岡崎市 顕彰条例案への意見募集
岡崎市は7日、郷土の英傑・徳川家康の功績を尊び、未来に受け継いでいくことを明文化した「(仮称)岡崎市徳川家康公顕彰条例(案)」に対する意見の募集を始めた。居住地を問わず、誰でも意見できる。7月8日まで。 (犬塚誠)
条例案は家康の功績を語り伝えるとともに、市内の歴史・文化的資産の活用を図ることで、魅力ある郷土を形成することを目的としている。条文は1~4条と、施行期日を定めた付則などで構成。家康の生誕日とされる12月26日を「徳川家康公の功績をたたえる日」とすることや、市や市民、事業者が相互に協力しながら顕彰に取り組むことなどを定めている。
市秘書課によると、家康行列や花火大会といった家康をたたえる取り組みを明文化することで、家康に関する市の意思表示を図る。市では意見募集に先立つ3月22日~4月末に、条例制定についてのアンケートを実施。約1500人が回答し、87.5%の回答者が好意的な意見を寄せた。反対は9%で、未回答は3.5%だった。
今後は寄せられた意見を基に案に関する検討を進め、市議会9月定例会での上程を目指す。NHK大河ドラマ「どうする家康」の放送に伴う盛り上がりを早期に持続的なものとするため、9月定例会での上程とした。可決されれば、10月1日に施行される。
条例案は市ホームページのほか、市役所の市政情報コーナー(西庁舎1階)や同課(東庁舎4階)、各支所で閲覧できる。意見は市ホームページなどから提出する。郵送やメール、ファクスでも可。
問い合わせは、同課(23―6771)へ。