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東海愛知新聞

率先してエコ通勤

市職員が公共交通など利用
岡崎市議会一般質問

岡崎市議会6月定例会は5日、本会議を再開して一般質問を続行。廣重敦(自民清風会) 柳賢一(無所属) 簗瀬太(自民清風会) 原紀彦(民政ク) 中根善明(無所属・共産) 田口正夫(無所属) 磯部亮次(自民清風会) 三塩菜摘(無所属) 鈴木雅子(無所属・共産)の9議員が登壇した。 (山本浩禎)

廣重議員が、「交通や環境を考える日を設定し、啓発を促している自治体や企業がある」として、岡崎市でも同様のキャンペーンを行う考えについて質問した。

中根康浩市長は「愛知県は毎年12月の第1水曜日を県内一斉エコ通勤デーとして県内の企業などに公共交通などを利用した通勤の呼び掛けを行っている。こうした取り組みに市職員をはじめ市内企業の従業員が積極的に参加することも有効な手段と思われる。まずは市が率先して公共交通で通勤可能な市職員を対象に、このエコ通勤デー、もしくは近い指定日にはマイカー通勤を控え公共交通での通勤を原則とする。加えて企業を通じて従業員にも同様な声掛けをしていくので、ぜひ議員にも協力をお願いしたい」と述べた。

岩津城跡の歴史的価値守る取り組み

柳議員が、「松平氏の岩津進出から2026年で600年の節目に当たる」として岩津城跡の歴史的価値を守っていく取り組みについて質問した。

二村雅志教育部長は「岩津城跡は今年3月29日に教育委員会が指定文化財に指定した。指定に当たっては岩津城跡区域のうち地権者の同意の取れている一部を指定範囲とした。史跡文化財として保存していくためには地元と協力し、まずは地権者全員の同意を取り、岩津城跡区域全体の市文化財指定に向けて進めていきたいと考える」と答えた。

こども家庭センターを1カ所に

簗瀬議員が、こども家庭センターが2つの課に分かれており、市民にとって分かりにくい」として1つの施設、場所に集約する考えについて聞いた。

中根市長は「本年度のこども家庭センターの開設に当たり、国のガイドラインが今年3月に示されるなど不明な点が多く、業務分担の調整に時間を要したため、センターの母子保健機能については福祉会館とげんき館の2カ所に分かれての実施となった。今後は母子保健業務のどの部分を統合すべきかを整理し、母子保健機能と児童福祉機能を1カ所に統合できるよう検討を進め、一体的な運営のさらなる強化に努めていきたい。将来的には児童相談所の機能も兼ね備えていきたい」と答弁した。

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