公立小学校で運動会
岡崎 150周年を祝う企画も
岡崎市内の複数の公立小学校で25日、運動会が開かれた。市立恵田小学校と市立夏山小学校では本年度それぞれ創立と開校から150周年を迎え、児童の頑張りが節目に花を添えた。 (酒井希実)
30年ほど前から健康教育の一環で一輪車に取り組む恵田小では、恒例の「一輪車カーニバル」が行われ、毎朝や体育の授業で練習を重ねてきた1〜6年生40人が成果を発表した。こぎながら手をつないで回ったり、その場でバランスを取りながらキャッチボールをしたり、6年生が高さ1メートルほどの大型一輪車「フラミンゴ」で登場したりしてさまざまな技を披露。会場は温かい拍手に包まれた。失敗しても何度も挑戦する姿に声援が送られる場面もあった。
6年生の加藤璃音君(11)は「最後の『風車』でみんなで円になるのが、今日初めて成功できてよかった。心を一つにして『成功するぞ』という気持ちがあったからだと思う」と笑顔を見せた。
夏山小では閉会式後、全校児童25人と保護者や学区住民らで120個の風船を空に飛ばす「バルーンリリース」を行った。代表児童の「運動会大成功、夏山小学校150周年おめでとう!」の声を合図に
風船を持つ手を放すと、山あいの青空に色とりどりの風船が舞い上がった。同校では2021年度から運動会の最後に風船飛ばしを行っているが、今年は例年の1.5倍の数の風船を使った。
古川ほのかさん(11)は「最後の運動会、力を合わせて頑張ることができた」、松竹環君(11)は「自分たちで考えたスローガン通り、助け合って心を一つに全力を尽くせた」とそれぞれ充実感をにじませた。