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東海愛知新聞

地域社会の存続へ

11、12日 岡崎 神明宮大祭

「岡崎三大祭り」の一つとされる「神明宮大祭」が11、12の両日、岡崎市元能見町の神明宮(能見神明宮)とその周辺で開かれる。大祭を前に、氏子各町による準備や出し物の練習が大詰めを迎えている。 (酒井希実)

同祭礼の由来は鎌倉時代にさかのぼり、神明宮のご神体をみこしに移して氏子各町を巡る「御神輿渡御」は江戸時代中期からほぼ同じ形で引き継がれているという。11日は8台の山車が境内に並び、午前9時30分から一斉におはらいが行われた後で能見不動尊(貞寿寺)前にそろう。午後3時からは稚児行列、7時20分から境内で手筒花火の奉納がある。

12日は御神輿渡御が神明宮を午前8時に出発、11時ごろ帰着すると、正午から境内で例大祭神事が行われる。午後1時から各町で山車を引き回し、7時20分からは祭りのクライマックス「山車宮入り」。8台のちょうちんが一斉に点灯し、再び各町を回って境内に集合した後、山車の舞台で舞が奉納される。

「優雅に舞う」

祭りを目前に控え、11、12の両日に地元の女子小中学生24人が披露する「乙女の舞」の練習が進められている。舞姫たちは1日、自然の尊さや神への感謝を歌う歌詞を習い、歌いながら動きの確認をした。釜谷咲希さん(13)は「みんなの見本になるよう、優雅に舞う練習をしている。当日は多くの人に見てもらえたらうれしい」と笑顔を見せる。

今年1年間、神明宮の行事を指揮する「大年番」を務める氏子総代・山本守正さん(61)は「祭りをみんなで楽しむことで、地域のコミュニティーを存続させていきたい」と力を込める。

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