気軽に日常使いを
名鉄東岡崎駅南口 スイングモール オープン
岡崎市明大寺町の名鉄東岡崎駅南口に25日、商業施設「スイングモール」がオープンした。駅直結の建物に、17テナントが入居。買い物やグルメを気軽に楽しめる空間となっている。(犬塚誠)
建物は鉄骨地上3階建てで、延べ床面積は約3000平方メートル。1階には食物販、2階には物販、3階には飲食・サービスに関する店舗が並ぶ。3階は駅の東改札口や名鉄協商パーキング東岡崎PBと接続。雨天時でもぬれずに建物内に入ることができる。
岡崎初出店はドラッグストア「マツモトキヨシ」(2階)や串カツ専門店「串カツ田中」(3階)など5テナント。希少なウイスキーやブランデーが500円から飲める「お酒の美術館」や、沖縄創業のアイスクリーム・クレープ店「ブルーシール」(共に1階)もある。おにぎり専門店「おにまる」(1階)では岡崎限定メニューとして、2種類の味噌を使ったさば味噌のおにぎりを提供する。
3階には地元食材を使用したメニューが味わえる「ひがおか食堂」が登場。腕を試したいまちの料理上手らが日ごとにキッチンに立ち、手製の料理を出す。母親同士などが交流する場としての機能も持つ。
1階には岡崎の名産品を集めた「ひがおかジャズマルシェ」を開設した。地元事業者が出店し、土産品などを売る。また、10席程度のイートインスペースもある。
名古屋鉄道株式会社の関係者によると、ターゲットは駅利用者と地域住民。南口付近には住宅街が広がることを踏まえ、日常使いできるテナントを中心に出店を呼び掛けたという。なお、最終的なテナント数は21店舗になる予定。
この日はオープニングセレモニーがあり、鈴木清美代表取締役副社長執行役員らがテープカットを行った。鈴木副社長は「地域の皆さんが日常で気軽に使える商業施設として開業する。皆さんで盛り上げて、育てていただけるとありがたい」と述べた。