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東海愛知新聞

子宮頸がん予防ワクチン 早めの接種検討を

国は現在、子宮頸がんの予防に有効な「HPVワクチン」の接種を逃した女性に接種を受ける機会を提供している。自己負担なしで受けられるのは、2025年3月末まで。

対象は1997(平成9)年4月2日〜2008年4月1日に生まれ、過去にHPVワクチンの接種を計3回受けていない女性。接種する場合は25年3月末までの6カ月間に、計3回の接種を受ける必要がある。対象者には接種券を発送済み。指定医療機関で予約して打ってもらう。接種券が期限切れになっていたり、紛失したりした場合でも、手続きをすれば再発行してもらえる。

子宮頸がんは子宮の出口付近にできるがん。日本では毎年、約1万1000人がかかり、約2900人が死亡している。治療によって妊娠できなくなる可能性もある。接種を受ければ、5〜9割の確率で予防できるとされる。

岡崎市によると、積極的な接種勧奨をしなかった間に、定期接種の機会を逃した人に向けた対応。国は副反応の報告を受け、接種の呼び掛けを一時停止していたが、2021年11月の専門家会議で「特段の懸念が認められない」と確認され、再開していた。市内の対象者は約2万人。接種希望者は年々増えているという。市は夏ごろに、未接種者に接種を呼び掛ける通知を発送することにしている。

問い合わせは、市ワクチン接種推進室(23―6714)へ。

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