岡崎公園で19日、「五万石藤まつり2024」(岡崎市・一般社団法人岡崎パブリックサービス主催)が始まった。園内南西部にある約1300平方メートルの藤棚では、7株からなる「五万石ふじ」(県指定天然記念物)があでやかな花を咲かせている。5月5日まで。(犬塚誠)

4月19日時点で花房の長さは50センチほど。そのうち20センチほどで開花している。三河武士のやかた家康館によると、見頃は5月の大型連休ごろにかかる見通し。開花のスピードは例年よりも少し遅いという。咲き具合は市公式観光サイト「岡崎おでかけナビ」でも周知している。

期間中は毎日午前10時〜午後5時に、藤棚と、からくり時計がある広場に屋台やキッチンカーが出店。最大計9店舗(曜日や天候によって変動あり)が並ぶ。午後6〜9時には、藤棚をライトアップする。

土・日曜と祝日限定の企画もある。からくり時計のある広場では午前10時〜午後5時に、音楽ライブを開催。アマチュアらが順次出演し、生演奏を披露する。人力車(1人15分2000円〜)も運行する。藤棚前から園内を通り、市街地を回遊する。午前10時〜午後3時に、大手門で申し込む。なお、今年は昨年のようなトークショーや花火の打ち上げはない。

市観光推進課は「桜と並ぶ『岡崎の二大花まつり』。藤棚のライトアップなどにぜひ来てほしい」と呼び掛けている。

問い合わせは、家康館(24―2204)へ。