各部の自己評価は
岡崎市が昨年度の実績報告書発表
岡崎市は15日、各部が事業推進上の重要課題の解決に向けて2023年度に掲げた目標が、どの程度達成されたかをまとめた実績報告書を発表した。市ホームページなどで見られる。
評価は
- ①計画以上
- ②計画通り
- ③計画未満
- ④評価不能(外部要因などにより、当初の計画を実施できなかった場合)
―の4段階。各部が自己評価した。全126項目のうち、①は3件(2.4%)、②は119件(94.4%)、③は1件(0.8%)、④は3件(2.4%)だった。
計画以上と評価されたのは、こども部の「次期おかざきっ子育ちプランの策定準備」、環境部の「企業・各種団体等へのごみ拾い活動の促進」、上下水道局の「下水道事業100周年記念事業の実施」の3項目。いずれも想定よりも対象を広げた調査を実施したり、目標数値を上回る活動回数や来場者数を記録したりした。
計画未満だったのは、経済振興部(技術担当)の「大河ドラマ館来館者数の目標達成」のみ。当初目標の「70万人」には届かず、約64万人にとどまった。
評価不能は、入札不調により設計変更が必要となり、年度内の完成に至らなかった市民病院の患者サポートセンター改修工事など。
市行政経営課によると、過去5年と比較すると、評価段階ごとの比率は例年並み。課題解決が図られた点については、新たな課題を発見して改善する。目標を達成できなかった項目は引き続き達成に向けた取り組みを推進。業務の改良を行っていくという。(犬塚誠)