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東海愛知新聞

岡崎の宇野さん最優秀賞

県消防職員意見発表会
地元開催で年5ぶりの快挙

愛知県内の消防職員による意見発表会が12日、岡崎市康生町の岡崎ニューグランドホテルで開かれ、西三河ブロック代表として参加した岡崎市消防本部の宇野夏生なつき消防士(28)が最優秀賞に選ばれた。

心の不調の予防策

宇野消防士は凄惨せいさんな現場での経験を踏まえて、職員が心の不調に陥らないようなプログラムの導入を主張。「個人だけでなく、組織全体で心の不調の予防策を講じるべき」と訴えた。

最優秀賞には尾張ブロック代表で小牧市消防本部の桑原雅斗消防士(26)も選ばれた。両消防士は県代表として、25日に岐阜県各務原市で開かれる全国消防長会東海支部の意見発表会に出場する。

岡崎市消防本部によると、同本部の職員が最優秀賞に輝くのは2019年度以来5年ぶり。宇野消防士は「ほっとしている。(東海支部の意見発表会では)私の意見を聴いてもらい、少しでも消防のことを知ってもらえれば」と述べた。

1994(平成6)年度以来30年ぶりの岡崎開催となった今回は、尾張、知多・海部、東三河、西三河、名古屋の各ブロック代表5人が出場した。発表者は業務に対する提言や取り組むべき課題などについて、1人5分以内で熱弁。市教育委員会の安藤直哉教育長ら3人が内容や意見性、発表力を総合的に審査した。

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