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東海愛知新聞

給排水工事オンライン申請システム共同導入へ

西三河5市

豊田、岡崎、西尾、安城、知立の西三河5市はこのほど、給排水工事オンライン申請システムの共同導入に関する協定を結んだ。申請のオンライン化で、自治体が行う審査事務の効率化や申請者の利便性向上が見込まれるほか、共同導入は各自治体の費用負担軽減にもつながる。来年4月の運用開始を目指す。 (横田沙貴)

給排水工事は、水道管から宅地内に設置する蛇口に至るまでの給水装置工事と、トイレなどから下水道管までの排水設備設置工事を指す。業者は工事を行う際に自治体に申請する必要があるが、西三河地域の5市では現在、書類のみで受け付けている。

書類申請の場合、業者が持参する書類枚数が膨大になったり、業者と市担当者との面談回数が増えたり、提出された書類内容を市担当者がパソコンで入力したりするなど、業務効率の面や利便性の面で課題が多くあった。

そこで、豊田市上下水道局が周辺の西三河地域の自治体にオンライン申請システムの共同導入を提案したところ、岡崎、西尾、安城、知立の4市が賛同して今回の協定締結に至った。同局によると、東京都や横浜市、北九州市などでは既にオンライン申請が導入されているが、今回実現すれば愛知県内では初めての例になるという。

オンライン申請の利点は、業者が市役所の開庁時間に左右されずに手続きができ、市役所に出向く手間を省けることが挙げられる。また、市側も業者との直接対面による確認時間やパソコン入力時間が削減でき、業務の効率化につながるとされる。今回のシステム導入時には、必要事項を入力する際のチェックや、申請内容の一時保存といった機能を備えるように工夫する。

システム導入には一定の費用がかかるが、各自治体が個別にシステムを導入するよりは、5市で共同導入した方が自治体ごとの費用負担は軽くなる。

今後のスケジュールは、提案者の豊田市が4月中に公募型プロポーザル方式でシステム構築業者を募る。業者選定には5市の担当課長や実務担当者が参加。業者選定後、7月から来年3月までシステム構築と試験運用を行うとしている。

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