“家康推し”を継続
顕彰条例制定に向けアンケート
岡崎市は、徳川家康ゆかりの歴史文化資産の保存や活用を図る「(仮称)徳川家康公顕彰条例」の制定に向けて、アンケートを実施している。市電子申請・届出システムから、誰でも回答できる。4月30日まで。 (犬塚誠)
条例は
- 目的
- 基本理念
- 市の役割
- 記念日の制定
の4つを主な項目とする。家康の生誕日とされる12月26日を記念日とすることや、生誕地である岡崎ならではの平和理念などを盛り込む。市秘書課によると、生誕記念日にはイベントの開催などを想定しているが、過去に市制記念日に実施していた公立学校の休校などまでは考えていないという。
アンケートは全4問。条例制定に関する感想や市の考え方に対する意見のほか、年齢や居住地を回答する。
家康に対する認識の共有を図るとともに、顕彰に関する取り組みを継続することが目的。アンケートと併せて有識者からも意見を聴取する。6月ごろにパブリックコメントで市民から意見を聴き、市議会9月定例会での条例制定案上程を目指す。
歴史上の人物名を冠した条例を制定している県内の自治体は、今年3月21日時点でゼロ。県外では、滋賀県彦根市が昨年4月1日に「井伊直弼公の功績を尊び茶の湯・一期一会の文化を広める条例」を施行している。
同課は「岡崎市は家康公生誕の地として、引き続き“家康公推し”で行く。皆さまの意見をお待ちしている」としている。
問い合わせは、同課(23―6006)へ。