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東海愛知新聞

広報コンクールでGP

岡崎市上下水道局 マンホールサミットの企画評価

岡崎市上下水道局がこのほど、下水道に関する優れた広報活動をたたえる「第11回GKP広報大賞」で、最高位のグランプリに選ばれた。同局は昨年10月に市内で開かれた「第11回マンホールサミットin岡崎」で、楽しみながら下水道に親しめる企画を展開。サミットに新たな価値を持たせた点が評価された。 (犬塚誠)

同局経営管理課によると、受賞の決め手はサミット全体の企画力。マンホールのみならず、下水道全体を知ってもらうための展示や体験企画を行った。運営に際しては地元の教育機関や企業とも連携。新たなアイデアを取り入れた企画にも力を入れた。その結果、期間中の2日間には市内外から約1万3000人が来場。多くの人が下水道に関する興味や関心を深めることとなった。

GKP広報大賞は、下水道に関する広報などに取り組む団体「下水道広報プラットホーム」が行うコンテスト。今回は全国の自治体や企業など10団体から応募があった。昨年は市の下水道事業100周年の節目の年。同局は通年で広報活動に注力していたことや、下水道の広報に関する重要性の高まりを受けて名乗りを上げた。

同課は「100周年の記念すべき年度に受賞できたことを、職員一同大喜びしている。これをきっかけとして、継続的に発信していく責務を感じている」としている。

また、市はこのほど、下水道事業100周年記念誌を制作した。巻頭のカラーページには下水道写真家の白汚零さんが市内の下水道施設を撮影した写真を掲載。100年の歩みの振り返りでは、語られることの少ない下水道反対運動の様相などにも触れている。市が下水道に関する記念誌を作るのは、1935(昭和10)年以来という。制作費は1006万5000円。

A4判、234ページでケース入り。300部制作。非売品だが、市内の図書館などで閲覧できる。

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