69事業で5.1億円
幸田町村合併70周年関連予算案
幸田町の新年度一般会計当初予算案の中で、旧幸田町と旧豊坂村の合併70周年関連事業費の総額が5億1353万円に上ることが、13日までに分かった。12日に開かれた町議会3月定例会の予算特別委員会の中で、町側が回答した。 (竹内雅紀)
町企画政策課などによると、10月19日に開く予定の町村合併70周年記念式典をはじめ、新規の取り組みや既存のイベントに冠名をつけるものなどの記念事業は合計69事業。内訳は新規42、既存27となっている。
70年前の合併日は8月1日だが、気候面などを考慮して記念式典は10月19日に行う。当日は式典のほか、講演会と町内がロケ地になった映画上映会の構成。式典前日には防災サミット、翌日には札幌市出身のシンガーソングライター・半﨑美子さんのコンサート、式典1週間前からは写真展を計画している。半﨑さんは2019年2月に町立北部中学校にサプライズ訪問して歌唱。その縁で合併70周年記念の歌を制作している。
新規の記念事業のうち、イベントはNHK交響楽団の公演(6月2日)やミュージカル「忍たま乱太郎」(6月8、9日)やダンスフェス(仮称、来年2月)、雅楽師・東儀秀樹さんのコンサート(8月)など盛りだくさん。人気の高いN響公演は記念事業の目玉の1つとして位置付けている。イベント以外では記念はがきや記念誌、デザインマンホール蓋作成など。記念ドラマや盆踊りの制作もある。
既存事業に冠名をつけるのは、幸田彦左まつり、こうた凧揚げまつり、こうた夏まつり、こうた産業まつり、新春駅伝・ファミリージョギング駅伝などの定番イベントなどで、予算額の上乗せもあるという。また、5年ぶりに復活予定の町民大運動会も記念事業に含める。
新年度一般会計当初予算案は町議会3月定例会最終日の26日に採決される。