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東海愛知新聞

体育館と武道場にエアコン設置

豊田市の公立中小

豊田市は、新年度から市内の公立小中学校の体育館と武道場にエアコンを設置する。熱中症対策のための取り組みで、2025年度までの2年間で設置完了を目指す。24年度分の事業費39億2044万円などを含む、新年度一般会計当初予算案があす29日開会の市議会3月定例会で審議される。 (横田沙貴)

2年間で64億円

2年分の事業費総額は64億7432万円に上る。新年度当初予算案では、債務負担行為(複数年度にわたって行われる事業の費用をあらかじめ確保しておくための項目)に25年度分の事業費25億5387万円も計上している。

市学校づくり推進課によると、対象は全公立小中学校のうちで体育館や武道場がある102校の127施設。市立特別支援学校は既に全館で空調が整備されているため、今回の事業は対象から外れる。詳しい実施スケジュールは未定。

なお、この事業は2月4日の市長選で4選を果たした太田稔彦市長の公約の1つでもある。太田市長はこのほど行われた定例記者会見で「既に昨年の段階で方針は固まっていた。今回公約に挙げたが、行政の中での意思決定は既に済んでいる」として、実施への意欲を語った。

文部科学省が発表した22年9月1日時点の小中学校の体育館等の空調(冷房)設備設置状況によると、西三河9市1町内では碧南市が100%、安城市が29.7%、高浜市が20%、豊田市が0.7%となっている。岡崎市や幸田町など他6市町の設置率は0%

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