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東海愛知新聞

岡崎オリジナル歌舞伎

家康と築山殿描く

岡崎市は今秋、市民会館あおいホールで「岡崎オリジナル歌舞伎」と題した公演を開く。徳川家康とその妻・築山殿(瀬名)を主人公にした台本を制作。家康が大切にした平和への思いを内外に発信する。28日開会の市議会3月定例会に提出する新年度一般会計当初予算案に、関連事業費1億8762万円を計上している。(犬塚誠)

9月14、15日に公演予定

公演は、歌や踊りを取り入れたオリジナルの「歌舞伎風エンターテインメント」として構成。家康と築山殿の関係性や、平和の出発点としての岡崎を描く。近年再評価を受けている築山殿は「太平の世」の実現に寄与した人物として登場させる。キャストには名のある一流歌舞伎役者を据え、台本執筆はプロの脚本家に依頼する。

公演日は9月14、15の両日を予定。6月中旬にチケット販売を開始する。複数回の公演のうち1回は市内の学生を招いた鑑賞会とするほか、割安な学生席も準備する。初回公演後も、数年に一度のペースで公演を継続。家康ゆかりの自治体などにも巡回させ、「家康公のふるさと岡崎」をPRする。なお、台本の著作権は市に帰属する。将来的には市内の学校での学芸会などでも活用できるようにする。

市文化振興課によると、伝統芸能を通じて家康や岡崎の歴史に関心を持ってもらうことが目的。市は2016(平成28)年度から数年置きに歌舞伎公演を開催しており、市民の歌舞伎に対する親しみも深まりつつあるという。「市内外の人に家康公や岡崎への愛を深めてもらうとともに、岡崎が平和の出発点であることを知ってもらいたい」としている。

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