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東海愛知新聞

新時代を切り開く

翔南中開校10周年記念式典

岡崎市立翔南中学校で30日、開校10周年記念式典が開かれた。全校生徒や学区総代ら約800人が参加。10年分の感謝の思いを抱きつつ、新時代を切り開く決意を新たにした。(犬塚誠)

初代校長を務めた加藤政幸開校10周年記念事業実行委員長(67)はあいさつで「素晴らしい10年間を過ごせたことに感謝」と述懐。校歌や校章の制定にまつわるエピソードを語った上で、「次の10周年に向けて地域と一緒になって頑張っていく。さらに素晴らしい学校にしてほしい」とエールを送った。寺坂信久校長も「開校以来、保護者や地域の支援をいただき、歴史と伝統を築いてきた。これから続く歴史は(生徒の)皆さんがつくっていく。これからも学校生活を充実させ、地域に愛される翔南中として歩んでほしい」と願いを込めた。

記念演奏会には、校歌を作曲した同市出身のピアニストで作曲家の山中惇史さん(33)が登場。ピアノのために作曲された名曲6曲(リストの「ラ・カンパネラ」やショパンの「小犬のワルツ」など)を演奏した。校歌斉唱では伴奏も担当。生徒の歌声に合わせて繊細で優美な音色を響かせた。

演奏会後には校歌碑の除幕もあった。作詞を担当した加藤実行委員長や山中さんらが白布を取り、碑をお披露目した。

同校は市内20番目の市立中学校として、2013(平成25)年4月に開校した。市立南中の生徒数増加に伴い、新設された。

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