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東海愛知新聞

南公園 2027年4月オープン

岡崎市が再整備事業の概要発表

岡崎市は19日、南公園再整備事業の概要を発表した。新たな広場や施設を設置するとともに、交通広場を改修する。リニューアルオープンは2027年4月1日の予定。再整備に伴い、今年4月1日からは葵梅林と芝生広場を除いて一時閉園する。 (犬塚誠)

プールは廃止

基本コンセプトは「家族が笑顔になれる公園」。小学生以下の子どもや子育て世代、高齢者が一日過ごせる公園にする。現在運動場がある場所には、大屋根を備えた多目的広場を設置。雨天時や日差しの強い季節でも遊んだり、休憩したりできるようにする。池や梅林、観覧車などの大型遊具は残すが、市民プールや運動場、テニスコートは廃止する。

市民プールとテニスコートの跡地には屋内遊戯施設ができる。天候に左右されることなく遊べるほか、市産材などを用いて木の温もりが感じられる空間を実現。子どもらが自然と触れ合う「木育」の場とする。屋外には幼児でも水遊びができる親水広場を設ける。

交通広場はゴーカートコースのレイアウトを見直す。広場の外周を沿う形の現コースを改め、ゴーカートに乗る場所とそれ以外のエリアを分ける。車両は全てEV(電気自動車)に。カーボンニュートラル(Cなどの温室効果ガス排出実質ゼロ)に対する意識の醸成を図る。市内小学生が交通教室で使用することを鑑み、現代の交通事情も再現する。

利用料は既存施設については据え置き。新規施設は検討中で、屋内遊戯施設は有料になる見込みという。

市によると、園の大規模改修は1962(昭和37)年4月の開園以来初めて。14.8ヘクタールのうち、約半分が生まれ変わる。事業はPFI(民間資金活用による社会資本整備)方式を用いて実施。昨年11月には「ミライコ岡崎グループ」が優先交渉権者に選ばれた。整備費や20年間の維持費などを含む総事業費は、約74億円。

園では今年3月20~31日に「お別れイベント」を開き、大型遊具の無料開放などを行う。なお、乗り物利用券の期限は3月末まで。問い合わせは、市公園緑地課(23―6717)へ。

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