エフエムEGAO

番組へのおたより・リクエストはこちら 763@fm-egao.jp その他 局へのお問い合わせはこちら info@fm-egao.jp

東海愛知新聞

コンビニ 利用します

岡崎市消防本部
長時間出動時の合間に

岡崎市消防本部はこのほど、勤務時間中の救急隊員が、救急車で市内のコンビニ店を利用できるようにした。隊員の適切な休憩時間の確保が目的。 (犬塚誠)

連続する出動で長時間消防署に帰署できなくなった際に、空き時間を使って利用する。隊員は休憩中である旨のマグネットシートを救急車の見えやすい所に貼った上で、飲食物を購入したり、トイレを利用したりする。

利用時には必ず1人が車内で待機して出動要請に備える。入店前には感染症防止衣を脱ぎ、手指消毒も実施。駐車場での長時間にわたる滞在はしない。駐車場がなかったり、混雑したりしている場合は利用しない。市内の対象店舗は、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会(JFA)に加盟する173店舗。

救急件数が増加 休憩時間の確保

同本部によると、医療機関に搬送した帰りに、出動要請がかかるケースは年々増加している。2013(平成25)年には495件だったが、昨年は759件だった。救急出動件数自体も対象者の高齢化などに伴って増えており、昨年は過去最多となる1万9081件を記録した。今回の取り組みは、同本部がJFAに申し入れて実現した。

同本部は「コンビニに救急車が止まっていると、『何かあったのでは』と思う方もいると思う。マグネットもあるので、見掛けても驚かないでほしい」と理解を求める。

なお、豊田市も同様の取り組みを行っている。

ページ最初へ