笑顔になれる行事
初のフェスで「逃走中」など
岡崎市立井田小学校で19日、PTAとの共催行事「井田Fes」が初めて開かれた。全校児童約1140人と保護者らが参加。テーマパークのようになった校内で、さまざまなゲームや体験を楽しんだ。 (犬塚誠)
運動場では、テレビ番組などで知られる鬼ごっこ形式のゲーム「逃走中」が行われた。スーツとサングラスを着けた鬼役の「ハンター」が無表情で校内を巡回。子どもを見つけると全速力で駆け出し、確保した。また、“人質”を救出するためのミッションも設定。30人での靴飛ばしを成功させるなどして、捕まった友達を解放した。
100年前のヤバイ自転車
校内各所では生物や経済、語学などにちなんだ12の体験教室があった。「100年前のヤバイ自転車がやってくる」コーナーでは、昔の映画などで見られる巨大な前輪の自転車が登場。子どもらは背丈以上ある車体にまたがり、非日常感を味わった。
体育館では「デジタルショー」。舞台上のスクリーンに映されたキャラクターと交流した。ウサギのキャラクターの耳を取ったり付けたりして、デジタル技術を体感した。
4年の木下湊太朗君(9)は「いろいろな経験ができた。(巨大な前輪の)自転車は今まで乗ったことがなく、とても楽しかった」と述べた。
同校によると、「子どもたちが笑顔になれる派手なイベントを」との思いから、同校とPTAで企画した。新型コロナウイルス禍でさまざまなPTA行事が中止に。今回、コロナ禍が一段落したことから開催した。