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東海愛知新聞

岩津のために尽力

岡崎 時々輪さんが総務大臣表彰受賞

岡崎市岩津学区総代会長の時々輪忠正さん(79)=同市=がこのほど、長きにわたる町内会活動の功績から「自治会等地縁による団体功労者総務大臣表彰」を受賞した。総代歴は22年。「長くやっていたので、評価してもらえたのかな」とはにかむ。(犬塚誠)

総代として町内を取りまとめながら、円滑な地域運営に尽力してきた。阿知和地区工業団地の造成や東名高速道路の(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジ建造事業に際しては、学区総代会長として住民の意見を集約。行政に伝える“パイプ役”を果たし、町公民館の建設に当たっても寄付集めに奔走した。「岩津城址保存会」の会長としての顔も持ち、生い茂るタケの伐採に乗り出した。

来年80歳を迎えることから、総代職は本年度で退任する予定。今後は一市民としてまちを見守る意向だ。「北部地域交流センター(なごみん)や岩津支所の移転に関しては、課題が残っている。市民として、よりよい施設ができるようにやっていきたい」と力を込める。

市市民協働推進課などによると、同表彰は自治・町内会の代表を多年にわたって務め、良好な地域社会の維持や形成に寄与した人に贈られる。本年度は全国で161人(愛知県内は6人)が表彰された。市内の受賞者は2020年度以来3年ぶり。本紙関係分では、西尾市神下町町内会長兼西尾小北部校区代表町内会長の沓名さん(80)も受賞した。

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