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東海愛知新聞

初の自動運転バス

岡崎 きょうから1日往復6便

岡崎市内できょう28日、同市では初めてとなる自動運転バスの実証運行が始まる。コースは市役所西庁舎ロータリーから籠田公園を経由し、市図書館交流プラザ(りぶら)へ向かう片道2.3キロ。1日往復6便が走る。11月5日まで。 (犬塚誠)

バスには2つのシステムを搭載。走行経路をカメラとセンサーで確認したり、走っている場所をGPS(衛星利用測位システム)の位置情報で把握したりして自動運転を可能にする。両システムが双方の弱点を補完し合うことで、城下町の入り組んだ細い道や交通量の多い場所でも走れる。運転席には名鉄バス株式会社の運転士が着席。常にハンドルに手を添えながら乗車し、自動運転で対応できない場合は手動に切り替える。車内にはモニターが設置され、システムの作動状況や運転席の様子などが分かるようになっている。

市によると、イベント開催時に中心市街地で発生する交通渋滞の緩和を目的としてパーク&ライドを実施。バス停は

  1. 市役所西庁舎ロータリー
  2. 籠田公園東側
  3. りぶら東駐車場1東側

―の3カ所に設置した。車での来訪者を、市役所西立体駐車場や籠田公園地下駐車場に誘導して駐車してもらい、バスで岡崎公園まで行ってもらおうという狙いだ。駐車場を探す車を減らす意図もある。事業費は4173万円。そのうち2529万円は国の補助金で賄う。

日野自動車製の小型バスで、機械などを積んでいるため乗車人数が限られる。片道1便につき先着8人。無料だが、事前予約が必要。申し込みは、専用サイトで。

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