岡崎市の一大イベント「家康行列」が28日、同市内で開かれる。昨年に続く秋の開催だが、今年は現在放送中のNHK大河ドラマ「どうする家康」の出演者4人が登場することもあって注目度が高い。4人は行列の最後尾に区間限定で参加する。当日は会場周辺に車両交通規制や歩行者入場規制エリアが設けられる。（竹内雅紀）

コースは伊賀橋北交差点〜乙川右岸河川敷（岡崎城側）の約2キロ。県道岡崎足助線を南下、国道1号を縦断して殿橋手前で右折する。3月の選考会で選ばれた徳川家康役の小薗裕一さん＝日本郵便株式会社岡崎東部会＝をはじめ総勢約500人が勇壮な時代絵巻を作り上げる。なお、伊賀八幡宮での出陣式は非公開となる。

北川さんは「茶々」

大河ドラマに出演する山田裕貴さん（本多忠勝役）、杉野遥亮さん（榊原康政役）、板垣李光人さん（井伊直政役）、北川景子さん（茶々役）は「特別出演者列」として能見通二丁目交差点〜康生通交差点の約750メートルに各役名で登場する。徳川四天王のうち本多、榊原、井伊の3者は一般公募とドラマ出演陣が“共存”する。

北川さんは当初、「お市」で出演予定だったが、現在茶々役（1人2役）で出演中のため変更。また妊娠中のため、体調に配慮した演出となる。

同区間は抽選で当選した7000人が沿道で観覧できる。特別出演列の前には市内の高校生約70人で編成されるマーチングバンドが練り歩く。

ゴール地点の乙川河川敷では3時40分からドラマ出演陣によるトークショーや「えびすくい音頭」を踊る企画など。河川敷エリアも抽選で当たった3000人のみ入場できる。

特別出演者の登場の様子はサテライト会場4カ所（殿橋下流乙川左岸河川敷、岡崎公園多目的広場、市図書館交流プラザ東駐車場2、籠田公園）に設置される大型スクリーンで見ることができる。事前申し込みは不要。

交通規制は最大で午前9時〜午後5時。周辺では渋滞が予想されており、市の担当者は注意を呼び掛けている。